事情が変わった途端、乗っていたレールの上から脱線し失脚する サラリーマンの悲しい運命

滝仙寺

 

【事情が変わった途端、乗っていたレールの上から脱線し失脚する

サラリーマンの悲しい運命】

 

仕事をするということ

前に進むということだ

いろいろ考えてはいけないなのかもしれない

いろいろ考えてしまっては手が止まる、動きが止まる、思考も止まる

考えてしまっては良い結果は生まれない

と言うよりも仕事が前に進まなくなってしまう

 

まず前に進める、いろいろやる、とにかくやる、人の3倍やる

考える前にやる、仕事をするということだ

考える前にやるということが大切なのだ

それは仕事がはかどる、よく進む秘訣なのかもしれない

 

何も考えずに、余計なことを考えずに人の3倍働く

あなたはそれが出来ますか?

 

考えすぎてもしょうがない

考えすぎると心が止まる

心への血の循環が悪くなる

血の循環が悪くなれば、病気になる

心へ酸素がいかなくなる

そうなればまた病気になる

それは人体の、人の心の宿命なのだ

 

とにかく人の体も心も

血のめぐり、酸素のめぐり、新陳代謝を

浴することだけを考えていれば

体も心も健康を保てる

そんな気がします

 

人生はいろいろあるのだ

上手くいかないことも多い

上手くいかないことの方が多い

人はそんなとき何か心の拠りどころを探して生きる

出世をよりどころに生きている人種は(サラリーマンにはやたら多いが)

上司や役員の評価を拠りどころにして生きながらえる

評価が途切れでもしたらまさに死活問題なのだ

何かの事情が変わり評価が下がりキャリアを終わらせてしまう人間もいる

昨日まで肩で風を切り社内を闊歩していた人間も

事情が変わった途端、乗っていたレールの上から脱線し失脚する

サラリーマンの悲しい運命だ

30年以上耐えに耐え評価だけを拠りどころに生きてきた人間が

一日にして30年間の苦労を水の泡にしてしまうのだ

自分を評価し続けてくれた人間が失脚しても事情は同じだ

 

たとえ途中で失脚しなくとも運よく常務や専務まで出世したとしても

65歳間近になると「今までご苦労さん」とトップの鶴の一声で退任させられる

わずかな退職金(慰労金)をもらって

とたん翌日から暇になる、あれほど鳴り響いていた携帯電話もピタッと鳴らなくなる

誰も連絡してこなくなる、ゴルフの誘いさえピタッとなくなる

おまけにこちらからゴルフの招集をしても、現役時代あれほど目をかけてやり自分の子飼いだと思っていた部下まで、なんやかんや理由をつけては断ってくる

電話口で迷惑そうな声まで出す始末

 

疎外感と孤独感で胸が詰まる

振り返って私の人生はいったい何だったのかと落ち込み暗くなる

現役時代あれほど活力と責任感に満ちていた人生が

一日にしていくところもやることも何も無い孤独な老人へと急変してしまうのだ

おまけに一日中家に居れば嫁にまで疎んじられ、熟年離婚を切り出される始末

子供たちは知らん顔して寄り付きもしない

 

一切合切どうなってしまったのだ

今までコツコツと真面目に努力してきた人生が、退社を境に地獄へと変わってしまう

所詮会社人間など、真面目なだけが取柄で面白くもなんともない

酒を飲んでも「お前は酒に飲まれ過ぎる、酒を飲んでも人の悪口を言ってはいけない」

と上司面して説教を始め「そういうところがお前はダメで、だから出世できない」と

おれは人間が出来ているから出世出来たのだと言わんばかりに語り始める

ユーモアの欠片もない人間が出世していくのがサラリーマンだが

しかし酒を飲んで酔っ払って人の悪口を言って何が悪いのだろうか、酔っ払って多少羽目を外して言いたいことを言うから酒を飲んでいて面白いのではないのか

おまけに俺は引退の身だから割り勘で頼むと言い出す、人間がセコイ

そんな人間が大真面目に「人格」と言う言葉を口にする

「お前はどうなのだ」と言いたい

 

何処の会社でも、退職した、元専務と元常務それに元監査役などが連れだって、地方の温泉地へゴルフ旅行とかに行くものだ

「いや~なかなか毎日忙しいものですな~、この間は、日程が合わなくて行けずごめんなさい、あの日は久しぶりに娘が孫を連れて遊びに来たものですから」

「昨日など妻がフィットネスクラブへ行くというもので、送り迎えですよ」

「こちらこそ、この間は飲みに誘ってくれたのに行けなくてすいませんね、家内が久しぶりに家で夕飯を作るって言い出すもので」

飯もろくろく作ってもらっていないのか

哀れさを通り越してむしろ同情してしまう

悲しい男たちの末路だ

 

おっと、わたしは今酔っ払っているわけではないが

つい力が入ってしまいました、ご勘弁を

まあ、他人のことなどどうでもいい、自分自身が退職後そういう境遇や心境に落ちないように気を付けようと心底思う今日この頃だ

 

 



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